Oxford Reading Club(ORC)をご存じでしょうか?英語の勉強をしている人ならOxford Reading Tree(ORT)は聞いたことがあるかもしれませんね。ORCはそのORT300冊を含む、合計900冊が読み放題になる月額課金のオンラインサービスです。
主な機能
基本的に一つの本に対して「warm up」「Listen up」「Read」「Speak up」「Wrap up」と5つの基本機能があります。
- Warm upはその本で登場する単語を聞いて、絵を選ぶゲームです。
- Listen upでは読む前に音声を聞いて、内容を推測します。
- Readでは普通に絵を見ながら文章を読みます。
- Speak upでは本文中のフレーズを読み上げ、録音します。
- Wrap upでは本文の内容を復習できる、まとめクイズがあります。
これら5つのステップを通して、総合的に英語力を鍛えていく仕組みのようです。
リーディングチャート
全部で900冊という膨大な書籍の道しるべとして、リーディングチャートという機能があります。これを見ると、次にどの本を読めばよいのか、ひと目でわかります。他の本のレベルがどれくらいなのか、チャート上でORTを基準に比べてみるとわかりやすいです。
レポート機能
レポートはこのような形で表示され、使用者のモチベーション維持に役立ちます。PDF形式で出力することも出来ます。
リーディング中に使える機能
リーディング画面では単語の読み上げ・辞書・単語帳・書き込み・録音・ページ一覧機能など、これでもかというくらい便利な機能が揃っています。※タブレットでの書き込みは画面を縦にしないと使えないようです。
なかでも音声機能は使いやすく、英国と米国2種類の発音を選ぶことができ、スピードも自由に変更することが出来ます。 さらに文章をタップするとセンテンス単位で再生してくれます。読んでて発音がわからないところだけ再生するのに便利ですよ。
読書記録の削除について
読書記録の削除、という機能がありますが実際に本を読んだ記録が消せるわけではありません。消すことが出来るのは、以下のものだけです。
- 最後に読んだページ
- 書き込みデータ(PC・タブレットのみ)
- 入力した解答
- 録音データ
注意したいのは「どんな内容なんだろ?ちょっとだけ見てみたいな」と思った時に、ページを最後まで見てしまうと、読んだ冊数や総語数にカウントされてしまいます。 そしてその記録は消すことが出来ません。
気をつけることは、最後のページまでうっかり見ないようにすることです。全体のボリュームを確認したい場合は「ページ一覧機能」を使うとわかりやすいです。ページ下部のメニューから一覧を見ることが出来ます。
Bookwormsシリーズ
ORT以外の本はまだあまり見ていないのですが、「Bookworms」シリーズは相当読み応えありそうだと思いました。(なんと140冊ほど)おそらくORTのLevel 9が終わったら、このシリーズに移行すると、丁度良いのではないでしょうか。
実際にリーディングチャート上で、Bookwormsシリーズは一番最後に位置していました。内容も「赤毛のアン」や「クリスマスキャロル」など一度は読んでおきたい名作が揃っています。
語彙、文章量、内容などにおいて綿密にレベル分けされた本シリーズは、最も効果的なグレイディッド・リーダーとして高く評価されています。
Oxford Bookworms Library
よく考えたら(よく考えなくとも)このシリーズが140冊音声付きで読めるというのは、とんでもないお得なことですね。これだけでも十分元が取れそうな気がします。
ORCに申し込みできる場所
前回のオンライン洋書多読サービス紹介ページでも書いたのですが、ORCは個人で申し込む事ができません。そのため、どこかの教育機関を通じて申し込む必要があります。今回僕が申し込んだところを紹介させていただきます。
上記サイトから申し込みすることが出来ます。僕は自動継続プランを申し込みました。
1か月のみの利用 | 1,490円/月 (税込) |
自動継続プラン | 1,192円/月 (税込) |
実際に利用してみて
使い始めてまだ1週間も経過していないのですが、思った通りのクオリティの高さに大変満足しています。娘も特に操作に困ることもなく、どんどん読み進めています。
実際に手にとって読む質感や、ページをめくる楽しさというものはどうしても味わえませんが、それを補って有り余る特典があるサービスだと思っています。
今後も使っていく中で気になった所があれば記事にしたいと思います。