エルマーの冒険を知っている人はいますか?有名な児童書ですよね。
子供の頃読んだことがある、という人も多いのではないでしょうか。そのエルマーの冒険の原著が「My Father’s Dragon」です。
このエルマーの冒険シリーズは、イギリスの作家ルース・スタイルス・ガネット原作ですが、挿絵はなんと母親であるルース・クリスマン・ガネットです。親子で一緒に作られた本だったわけですね。どうりで息がピッタリなわけです。
エルマーの冒険は児童書ですが、それなりに難しい構文が使われています。ATOSレベルではHoles (4.6) やWonder (4.8) よりも上の「5.6」でした。実際に読んでみてHolesよりもやや難しく感じました。
そして語数は「7682」と少なく、ゆっくり読んでもそれほど時間はかかりません。さらに読みやすく適度な難易度ということで僕個人は多読教材としてかなりオススメできる本だと思いました。ただし語数を増やしたい方にとってはholes(47000語)などもう少し語数の多い本のほうが良いかもしれません。
面白いと思った文章
She was much too occupied looking dignified to see anything but tip of her own nose.
彼女は貫禄あるように見せることに精一杯で、自分の鼻の先しか見えていませんでした。
ライオンのお母さんが草陰に隠れたエルマーのお父さんに気付かずに通り過ぎていくシーンです。この文では受動態 / too…to… / anything but構文などが使われていますね。
知らなかった単語
obliged | せざるをえなくて、ありがたく思って、感謝して |
queer | 風変わりな、妙な、変な、疑わしい、いかがわしい |
distract | 散らす、そらす、転ずる、(…の)気持ちを紛らす |
solemn | まじめな、謹厳な、厳粛な、荘厳な |
unreliable | 当てにならない、信頼できない |
whereupon | そうすると、すると(すぐ) |
dense | 密集した、密度が高い、見通しにくい、濃い、深い |
swampy | 沼地の、沼のような、沼地の多い |
oozy | だらだら流れる、しみ出る |
mucky | 肥やしだらけの、汚い、悪い |
tug | (力をこめて急に)引く、ぐいと引く |
wade | (川・ぬかるみ・雪の中などを)歩く、歩いて渡る |
trespass | 侵入する、侵害する、つけ込む、迷惑をかける |
scarce | 不足で、少なくて、欠乏して、少ない、まれな |
trot | (馬の)速歩(はやあし), だく足 |
prance | (後脚で)躍りはねて進む |
mane | (馬やライオンの)たてがみ |
forelock | 前髪 |
frantically | 半狂乱で, 血迷って |
magnify | (…を)(…で)拡大する, 拡大して見せる |
基本的にわからない場合は、辞書を引いていますが多読のスピードが落ちたり話の内容が頭に入りにくいと感じたらそのまま読み進めることにしています。こういった単語も今後の多読で自然と覚えていけると思います。
YoutubeのAudiobookで再学習しよう!
Youtube上でスクリプト付きのAudiobookを作ってくれてる方がいました。なんと、すべての話を字幕・絵と一緒に読み聞かせしてくれます!正直これがあれば本はいらないかもしれません…英語学習には最高の時代ですね!