日曜日に娘が英検4級を受けてきました。
今回は試験対策をあまりしてこなかったので、1週間前から過去問を解いたりさせてみました。長文が時間がかかるらしく、心配していましたが試験は本人が納得する出来だったようで安心しました。
正直、親としては英検はどうでもいいと思っています。ただ、娘にとってはゲームのようになにか称号がゲットできるという感覚があるようです。だから毎日勉強することになっても目標のため頑張れるというわけです。
しかし、本来楽しんで習得させようと思っていた英語が、いつの間にか単語や熟語を覚えるだけのものになっていき、多少の苦痛を伴うものに変わっていきつつありました。もちろん言語習得に単語暗記は必須ですし、それを否定するものではありません。
英検の勉強の途中でうすうす感じていたことがありました。それは、このままいっても英語を喋れるようにはならないだろう、ということです。決まったフレーズを話したり、難しい長文を解読することは出来るかもしれません。でもそれだけです。
英検の勉強をしても英語は話せるようにならない?
これは「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」という本の影響を受けていますが、僕自身ずっと疑問に思っていたことでもありました。それはいくら勉強しても、自分の日常生活すら英語で話せないということです。
僕は英語の勉強を再開して2年くらいたった頃、娘にも同じように勉強を教えたいと思いました。いろんな書籍を読み、幼児教育にふさわしいやり方はなんだろう?と考えた結果、日常生活を英語化することでした。
幼児に言語を習得させるには、家庭を英語化させる必要があったわけです。そこで僕は日常的に、娘に英語で話しかけるように試みました。簡単に会話であれば出来るのですが、少し複雑な場面ではすぐに会話が止まっていまいます。まぁ会話と言っても僕が一方的に話すだけなんですが。
結局のところ、僕も身の回りのことを英語で話すことが出来なかったわけです。それなりに英語の基礎を勉強してきたつもりでした。中・高での勉強、社会人になってからの再勉強で、難解な長文を読み、複雑な表現も覚えてきましたから出来るだろうと思っていたのです。
「こぼしちゃ駄目だよ」や「涎が垂れてるよ」など、こんな表現もわかりませんでした。なにより自分の英語表現が正しいかどうかわからなかったのです。その後、娘の幼児英語教育はいったん止めることにしました。当時は日本語のほうが必要だと感じたわけです。
洋書多読という勉強法
じゃあどうするか?自然に英語を覚えさせるには「多読・多聴」という幼児が自然に言語を身につけるプロセスがベスト!というわけです。もちろん幼児が言語を身につける適齢があります。11歳である娘はすでにその適齢を超えていると思います。
しかし、今からでも少しずつでいいので、英語を英語のまま理解する道のりを歩かせてやりたいのです。「英語で聞く→日本語で理解→日本語で英作文→英語で話す」という魔のループから抜け出すのはまだ遅くはないと思います。
これは大人でも同じことが言えると思います。僕自身、去年からペーパーバックの児童書を読み漁っていますが、ときどき英語のまま理解できることがあります。
最初は、ワンフレーズだったのに、今はセンテンスまるごと日本語を介さずにイメージできることもあります。きっと多読を続けていけば日本語を介さずに理解できる様になるのだろうと感じています。
まだ50万語程度なので、なんとも言えませんが1000万語程度まで読み込めばある程度のところまで到達できるのではないかと感じています。
先日紹介した、オンラインの多読サービスであるOxford Reeding Culbがどのように娘の英語に影響を与えるかは、今後の楽しみのひとつです。
現在の勉強法
ということで現在はORCとI can readシリーズのような語彙制限本などを利用した読書と、「Peppa Pig」をYoutubeで見てます。
Peppa Pigは弟のジョージの可愛さに参ってしまった様子でいつも楽しそうに見ています。どこまで理解できているのか聞いてみたくなりますが、そこは触れずに興味の赴くまま見せてあげようと思います。