カフェインと生産性

Published / 2020年3月9日
健康
カフェインと生産性

みなさん、カフェインは好きですか?

僕は大好きです。いつも朝起きてブラックを一杯飲んで頭を回転させます。仕事中もぼんやりしてきたらコーヒー飲んで、カフェインを脳に注ぎ込み再び仕事に取り掛かります。

でも、それって本当に必要なのでしょうか?

カフェインは毒物?

カフェインは、植物の葉、幹、種などに含まれる植物由来の天然成分ですが、昆虫から身を守るために作り出した成分だと考えられています。

つまり、どちらかと言うと毒物として作り出された成分だったわけです。

しかし昆虫にとっての毒物は、何故か人間にとっては興奮物質として機能しました。それ以来、人類はこのカフェインという成分と仲良く付き合ってきたわけです。

カフェイン中毒

カフェイン中毒という言葉があります。例えばカフェインでも飲みすぎると気を失ったり、最悪、命を落とすことすらあります。

僕は若い頃、毎日カフェインを過剰摂取して仕事を頑張っていました。

そしてある日、仕事中に目眩がして気を失いました。2~3分程度だったのですが、体が震えてコントロールできなくなったことを覚えています。

救急車こそ呼ばれませんでしたが、そのまま早退して病院へ直行。カフェイン中毒という診断結果が下されました。

カフェイン断ち

それからカフェインを人生で初めて本格的に断ってみたのですが、これが地獄でした。コーヒーを飲めないことが辛いのではなく、禁断症状が想像以上だったのです。

映画やテレビでよくある麻薬中毒者が、禁断症状に苦しむシーン、まさにそのような日々が数日間続きました。特に最初の2日目の夜など、頭痛と倦怠感で何も出来ず、ひたすらベッドで呻いているだけでした。

そのつらい日々が5日ほど続いた次の朝は、やけに清々しい気分でした。気持ちが澄み渡っているというか、なんというか子供の頃に戻ったような感覚さえありました。

まだ中毒症状は消えていませんでしたが、この日から急激に体調や精神面が良くなっていきました。

カフェイン断ちがもたらす効果

カフェインを断つことで良かったことはたくさんあります。その中でも特に効果を感じたのは以下になります。

  • 朝の目覚めが良い(睡眠の質が上がった)
  • ベッドに入ってすぐ眠れる
  • 集中力が上がった
  • 集中の持続力も上がった
  • 不安感や焦燥感が消えた
  • 走ったり筋トレしてもあまり疲れない
  • 瞬間的な笑いが起こる(考える暇なく腹の底から笑ってしまうこと)

これらは結局の所、仕事全体の生産性を上げることにつながりました。個人的な感想ですが、生活全般の幸福度も上昇したと感じています。

どう付き合えばいいのか

一日一杯、朝だけ飲むというのであれば良いと考えることでしょう。しかしたった一杯でも、カフェインに対して耐性ができるようになると難しくなってきます。

飲んでも効果がないから、効果を求めるために飲んじゃったり、飲んでも効かないから大丈夫だと勘違いして飲んじゃうことがあります。

これは正直、人によるとしか言いようがないのですが、コーヒーを何杯飲んでも全く変わらない人から、一杯のコーヒーで不調をきたす人まで様々です。

定期的にカフェインをリセットする

僕のカフェインとの付き合い方は、3週間に一度は、3日ほどのカフェイン断ちをするというものです。

これにより、リセット後はカフェインがとてもよく効くようになり、仕事や生活がはかどります。

この頻度は人によると思いますが、僕の場合は3週間が適しています。とにかく、3週間たったらコーヒーを3日ほど控える。これだけです。

これをすることで、カフェインと長期的に、しかも効果のある付き合い方が出来ます。たかがコーヒーと思っているかたは、ぜひ一度お試し下さい。


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