くまのパディントンを読みました。イギリスっぽい雰囲気が漂う内容と文章で、とても心温まる内容だったのですが、半分以上進んで(Chapter.6まで)から読むの止めました。
中断した理由は、要するに楽しめなかったのです。多読三原則にあるように合わないと思ったら次の本へ行くべきなのです。
多読三原則
- 辞書は使わない
- 分からないところは飛ばす
- つまらなくなったらやめる
ストーリー
ペルーから密航者としてやってきた、くまのパディントン。Paddington駅でブラウン夫妻と出会ったことから、その駅名を名前にもらいます。
非常に礼儀正しいくまさんなのですが、小さな体と子供っぽい性格のため、いろんなトラブルが彼の周りで起こります。
しかし愛くるしい性格のパディントンは、あっという間にブラウン家をはじめ商店街の人々から可愛がられる存在になるのでした。
最初にThe BrownsとPaddingtonが駅で出会ってからは、各章ごとにトラブルが一つ起こるというように話がまとまっていて、短編集のようになっていました。
気になったイディオム ・表現
全体的に分詞構文を使った、古い表現が多いように感じました。
She paused for a moment and looked round at the sea of expectant faces.
Bond, Michael. A Bear Called Paddington (p.34). HarperCollins. Kindle 版.
the sea of expectant faces : 待ちわびている皆の顔
I’ve always had a soft spot for bears myself. It’ll be nice to have one about the house.”
Bond, Michael. A Bear Called Paddington (pp.34-35). HarperCollins. Kindle 版.
had a soft spot for : ~にはめっぽう弱い
It had been a long journey, halfway round the world, and so Paddington’s map occupied most of the bathroom floor and also used up most of Mr. Brown’s shaving cream. With the little that was left he tried writing his new name again.
Bond, Michael. A Bear Called Paddington (pp.36-37). HarperCollins. Kindle 版.
that以下の全部・ありったけ
that = Mr.Browns shaving cream → 残ったクリーム全部で
Mrs. Brown and the assistant heaved a sigh of relief.
Bond, Michael. A Bear Called Paddington (p.70). HarperCollins. Kindle 版.
heaved a sigh of relief : ほっと胸をなで下ろす
He was a popular bear with the traders, and most of them went out of their way to save the best things of the day for him.
Bond, Michael. A Bear Called Paddington (p.88). HarperCollins. Kindle 版.
go out of one’s way to ~ : わざわざ~する
教材としては優秀かもしれない
その他にも、It wasn’t until 〜 that ・・・ 「〜して初めて・・・した」やSeeing that~「~であることを思うと」など受験勉強で覚えるような構文が続出していました。
内容は僕としてはいまいち乗れませんでしたが、こういった構文やイディオムがリアルに使われているところは参考になりました。また機会があれば読むこともあるかもしれません。